山口県における12歳児のむし歯は減少傾向
〜 未来の健康な歯を育むために 〜
今回は、山口県における12歳児の「う歯数(むし歯の数)」についてです。
むし歯の数は子どもたちの健康に直結する大切な指標の一つです。
令和3年から令和5年にかけて、山口県の12歳児におけるむし歯の平均本数が着実に減少しているという、非常に嬉しいニュースです。
山口県のう歯数の減少
まず、全国平均と山口県の状況を比較してみましょう。
•令和3年 全国平均:0.61本
•令和3年 山口県平均:0.60本
•令和5年 山口県平均:0.53本
このように、山口県の12歳児のむし歯の平均本数は着実に減少し、全国平均と比較しても良好な結果を示しています。
この成果は、学校や地域の歯科保健活動、家庭での歯みがき習慣の定着、フッ化物の活用など、多くの要素が相乗効果を生んだ結果と言えます。
地域ごとの詳細データ
さらに、山口県内の各市町村ごとのデータを見てみると、多くの地域でむし歯の数が少なくなっていることが分かります。

令和5年 12歳児の人平均う歯数
山口市 0.31本
岩国市 0.30本
防府市 0.36本
下松市 0.34本
光市 0.36本
和木町 0.31本
阿武町 0.05本
山口県でむし歯が減少した理由
① フッ化物の積極的な活用
フッ化物の活用は、むし歯予防において非常に重要です。
山口県では、歯科医院でのフッ素塗布の推奨や、フッ化物配合の歯みがき粉の使用が進んでいます。
これにより、歯のエナメル質が強くなり、むし歯のリスクが減少しています。
② 定期的な歯科検診の受診率向上
3〜6か月ごとの歯科検診を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。
定期的に歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらうことで、むし歯を未然に防ぐことができます。
③ 学校での歯科保健活動の充実
山口県内の小・中学校では、歯科保健指導が積極的に行われています。
正しい歯みがきの仕方や、食生活の見直しなど、子どもたちが楽しく学べる環境が整っています。
④ 食生活の改善
むし歯予防には、食生活も大きく関わっています。
甘いお菓子やジュースの摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけることで、歯の健康を守ることができます。
保護者の方々の意識も高まり、子どもたちの食生活がより健康的になっていることも、むし歯減少の要因と考えられます。
これからの目標
現在、山口県の12歳児のむし歯の平均本数は全国的に見ても良好な水準にありますが、今後もさらなる改善を目指していきたいところです。
1.「むし歯ゼロ」の地域を増やす
ほぼむし歯のない状態を実現できるように、さらなる歯科保健活動を推進していきましょう。
2.大人になっても健康な歯を維持
12歳でむし歯が少ないことは素晴らしいですが、その状態を維持することが重要です。
成人してからも定期的な歯科検診を受け、正しいオーラルケアを継続しましょう。
3.地域ぐるみの歯科予防活動の推進
学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちの歯の健康を守るための取り組みを続けていくことが大切です。
最後に
山口県では、12歳児のむし歯の数が着実に減少しており、多くの地域で良好な結果が出ています。
フッ化物の活用、定期検診、歯科保健指導、食生活の改善などが、この成果に大きく貢献していると考えられます。
今後も、歯の健康を守るために、日々のオーラルケアを大切にし、定期的な歯科検診を受けましょう。健康な歯は、一生の財産です!
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