インプラント治療に関する日本と海外
1. インプラント治療の普及率(世界と日本の比較)
日本におけるインプラント治療の普及率は、全世界で14位と中程度の位置付けにあります。
具体的には、欧州(スウェーデンやドイツなど)では歯を失った人の約50%がインプラントを選択しているのに対し、日本ではまだその選択肢が一般的ではありません。
一方、韓国はアジアで最も普及が進んでおり、高齢者向けに保険適用がある点が普及を後押ししています。
アメリカは経済格差が影響し、インプラントがステータスとして選ばれるケースがあります。
2. 年齢別のインプラント治療状況
インプラント治療は特に中高年層で普及が進んでいます。
日本では50代以上の患者さんが大多数を占めており、若年層(20〜30代)は少ない傾向にあります。
一方で、韓国や欧米では若年層の割合も増加しています。
これは審美歯科の需要が高まっていることや、インプラントが機能性だけでなく審美性を追求する選択肢として認識されているためです。
3. 男女別の割合
性別による差は日本ではあまり顕著ではありませんが、全体として女性の方が審美性を重視する傾向があるため、女性の患者割合がやや高いとされています。
これはホワイトニングや矯正治療など、他の審美歯科治療と連動した需要によるものです。
男性は機能性重視の傾向が強いです。
4. インプラント治療を選ぶ原因別の割合
日本でインプラント治療を選ぶ主な理由には、以下のようなものがあります:
・虫歯や歯周病による抜歯(50〜60%)
・事故や外傷による歯の損失(15〜20%)
・矯正や審美目的(約10%)。
特に虫歯や歯周病が原因での治療が多いのは、日本で歯の定期的なメンテナンスや予防意識が欧米に比べて低いことが一因とされています。
最後に
日本におけるインプラント治療の普及は、欧米や韓国と比べるとまだ発展途上です。
普及を妨げている要因には、費用の高さ、認知度の低さなどが挙げられます。
しかし、今後は日本でもインプラント治療がより一般的になることが期待されています。
具体的なデータを元に、各国との違いや普及の背景を理解することは、日本での治療選択肢を検討する際にも役立ちます。
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