歯周病と心筋梗塞

    山口県柳井市の歯医者の歯医者、いそべ歯科医院で、歯周病と心筋梗塞の関係説明

    心筋梗塞とは何らかの異変によって心臓に血液を送る血管がつまりその筋肉が壊死し、最悪の場合命を失う恐ろしい病気です。
    主な原因は動脈硬化です。

    長年の喫煙や高カロリーの食事などによる生活習慣によって動脈硬化を進行します。
    心筋梗塞になった人の死因となった血管の中から歯周病菌が確認されています。

    アメリカで発表された論文で重度の歯周病を患っていると心筋梗塞になるリスクが高まると報告されました。
    その成り立ちは歯磨き不足などがきっかけとなり歯周ポケットに歯周病菌が溜まり、その毒素で歯ぐきが破壊され歯周ポケットが徐々に深くなり出血を伴うようになります。
    さらにこの状態を放置すると口臭が発生するなどの症状となって現れ、進行すると歯周病菌の一部はリンパ管を経て血管の中に侵入してしまうのです。

    もちろん血管に入った歯周病菌の大部分は白血球によって退治されまが、一部の歯周病菌は白血球から逃れられる性質を持っています。
    その性質とは血小板に入り込むというものです(これは日本人が発見しました)。
    しかも歯周病菌が血管の中に入り込むと血小板は異常を起こし互いに集まり固まりやすくなります。

    つまり歯周病菌が入ることで血小板は簡単に血栓を作ってしまうのです。
    長年、歯周病を放置するとこの歯周病菌が入り込んだ血小板が体内で増加し全身の血管をめぐり最後に流れ着いた場所が、心臓だったのです。
    そして長年の生活習慣から動脈硬化が進行していた場所に血栓が次々と付着し血管を完全に塞ぎ心筋梗塞を引き起こしたと考えられます。

     

    山口県柳井市の歯医者の歯医者、いそべ歯科医院で、歯周病と心筋梗塞の関係説明

    多くの人々は毎日歯を磨いています。そして年齢を重ねると歯周病や口臭を予防するために気を付けて磨いているはずなのに、なぜ歯周病になってしまうのでしょうか?

    歯周病菌は歯周ポケットが浅いうちは歯磨きでかき出せますが、歯周ポケットが深くなると歯ブラシが届かなくなってしまいます。つまり歯周病が悪化したら専門医の治療なしでは治らないのです。
    だからこそ口臭や歯ぐきの出血に気付いたら迷わず歯科医院を受診し治療を受けることが大切です。
    歯を磨くと歯ぐきから血がでませんか?口臭がひどいと指摘されたことはありませんか。
    歯周病は口の中だけの病気ではありません。

    歯周ポケットは2㎜以内であれば健康な状態です。
    これが3㎜になると歯周ポケットの中で菌が増殖し炎症を起こしている状態、つまり初期の歯周病になっていると診断されます。
    さらに深さが5㎜を超えると中程度の歯周病と診断されます。
    そしてこの段階になると増えた菌がリンパ管から血液に流れ込み血栓を作り始める危険性があるのです。

     

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